和歌山の女性に知ってほしい、更年期と血圧の関係
40代後半から50代にかけて、女性の体は大きな変化を迎えます。
「最近、急に汗をかく」
「なんとなくイライラする」
「眠りが浅くなった」
「疲れが取れにくい」
「動悸やめまいがある」
このような変化を感じる方もいるかもしれません。
そして、もうひとつ気をつけたいのが血圧の変化です。
「若いころは血圧なんて気にしたことがなかった」
「健診で急に血圧が高めと言われた」
「家では普通なのに、病院で測ると高い」
「更年期の症状なのか、高血圧なのかわからない」
そんな女性は少なくありません。
更年期は、心と体がゆらぎやすい時期です。
その中で血圧も不安定になりやすくなることがあります。
今回は、和歌山で暮らす女性に向けて、更年期と血圧の関係、家庭でできる血圧チェック、そして毎日の生活で気をつけたいポイントをわかりやすくお伝えします。
更年期とはどんな時期?
更年期とは、一般的に閉経の前後約10年間を指します。
閉経の時期には個人差がありますが、日本人女性では50歳前後で閉経を迎える方が多いとされています。
その前後の時期に、女性ホルモンの分泌が大きく変化し、体や心にさまざまな症状が出ることがあります。
代表的な症状には、
- ほてり
- のぼせ
- 発汗
- 動悸
- めまい
- 頭痛
- 肩こり
- 不眠
- イライラ
- 気分の落ち込み
- 疲れやすさ
などがあります。
ただし、症状の出方は人それぞれです。
ほとんど気にならない人もいれば、日常生活に支障が出るほどつらい人もいます。
大切なのは、「年齢のせいだから仕方ない」と我慢しすぎないことです。
更年期に血圧が上がりやすくなる理由
更年期になると、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが大きく変化し、やがて低下していきます。
エストロゲンは、女性の月経や妊娠だけに関係するホルモンではありません。
血管のしなやかさや、自律神経、脂質代謝などにも関わっています。
そのため、更年期以降は、
- 血管が硬くなりやすい
- 血圧が変動しやすい
- 自律神経が乱れやすい
- コレステロールが上がりやすい
- 体重が増えやすい
といった変化が重なることがあります。
特に、更年期の時期は自律神経のゆらぎによって、血圧が急に上がったり下がったりすることがあります。
「朝は高いけれど、昼は下がる」
「病院で測ると高い」
「動悸や不安と一緒に血圧が上がる」
というように、血圧が安定しにくくなることもあります。
だからこそ、更年期世代の女性は、血圧を一度きちんと確認しておくことが大切です。
「更年期だから」と決めつけないことも大切
更年期には、動悸、頭痛、めまい、ほてり、不安感などが起こることがあります。
しかし、これらの症状は高血圧や不整脈、甲状腺の病気、貧血、睡眠不足、ストレスなどでも起こることがあります。
つまり、
「更年期だから仕方ない」と決めつけすぎるのは危険です。
特に、
- 強い頭痛がある
- 胸の痛みがある
- 息苦しい
- ろれつが回らない
- 片側の手足がしびれる、動かしにくい
- 急に視界がおかしい
- 血圧が非常に高い状態が続く
このような症状がある場合は、早めに医療機関へ相談してください。
更年期の不調と、治療が必要な病気を見分けるためにも、血圧を測る習慣は役立ちます。
家庭血圧を測ってみましょう
血圧は、1回測っただけでは判断しにくいものです。
緊張、睡眠不足、ストレス、運動直後、カフェイン、寒さ、痛みなどで一時的に上がることがあります。
そのため、病院や健診で高めと言われた方は、家庭で血圧を測って記録してみることをおすすめします。
家庭血圧の目安としては、一般的に135/85mmHg以上が高血圧の目安とされています。

測るタイミングは、
- 朝、起きてから1時間以内
- トイレを済ませたあと
- 朝食や薬を飲む前
- 座って1〜2分落ち着いてから
- 夜、寝る前
が基本です。
毎日完璧に測れなくても大丈夫です。
まずは1週間、朝と夜に測って、記録してみましょう。
数字を記録しておくと、医師や薬剤師に相談するときにとても役立ちます。
更年期世代の血圧対策
1. 塩分をとりすぎない
血圧対策の基本は、やはり塩分をとりすぎないことです。
和歌山には、梅干し、干物、しらす、和歌山ラーメンなど、おいしい食文化がたくさんあります。
ただし、これらは塩分が多くなりやすい食品でもあります。
食べてはいけないわけではありません。
大切なのは、量と頻度です。
たとえば、
- 梅干しは食べすぎない
- ラーメンのスープは飲み干さない
- 干物の日は味噌汁を控えめにする
- しょうゆは「かける」より「つける」
- 減塩タイプも活用する
このような小さな工夫で、塩分は減らしやすくなります。
2. 体重を増やしすぎない
更年期以降は、以前と同じ食事量でも体重が増えやすくなることがあります。
体重が増えると、血圧や血糖、脂質にも影響しやすくなります。
無理なダイエットをする必要はありません。
まずは、
- 夜遅い間食を減らす
- 甘い飲み物を控える
- ごはんや麺の量を少し見直す
- 魚や大豆製品、野菜を増やす
- 毎日体重を測る
など、できることから始めるのがおすすめです。
3. 歩く時間を少し増やす
運動というと、ジムや本格的なトレーニングを想像する方もいます。
でも、血圧対策としては、まず歩くことからで十分です。
和歌山で暮らしていると車移動も多くなりがちですが、日常の中に少し歩く時間を増やすだけでも意味があります。
たとえば、
- 買い物の前後に少し歩く
- 夕方に10分だけ散歩する
- 駐車場を少し遠くに止める
- エレベーターより階段を少し使う
- 食後に近所を一周する
このくらいから始めてみましょう。
4. 睡眠を整える
更年期は、眠りが浅くなったり、夜中に目が覚めたりすることがあります。
睡眠不足が続くと、自律神経が乱れ、血圧にも影響することがあります。
睡眠を整えるためには、
- 寝る前のスマホを控える
- 夕方以降のカフェインを減らす
- 寝る前に強い光を浴びすぎない
- ぬるめのお風呂で体をゆるめる
- 朝に日光を浴びる
といった工夫が役立ちます。
5. ストレスをためこまない
更年期世代の女性は、家庭、仕事、親の介護、子どもの独立、自分の体調変化など、いろいろな負担が重なりやすい時期です。
ストレスが続くと、血圧が上がりやすくなることがあります。
「自分だけが頑張らないと」と抱え込まず、
- 家族に相談する
- 友人と話す
- 趣味の時間を作る
- 深呼吸する
- 一人で静かに休む時間を持つ
ことも大切です。
健康は、体だけではありません。
心の安定も、血圧管理にとって大切な要素です。
薬を飲むことは悪いことではありません
血圧が高いと言われると、
「薬を飲み始めたら一生やめられないのでは」
「できれば薬は飲みたくない」
と不安になる方もいます。
その気持ちは自然です。
ただ、血圧が高い状態を放っておくと、血管に負担がかかり、脳卒中や心臓病、腎臓病などのリスクにつながることがあります。
薬は、血管を守るための選択肢のひとつです。
生活習慣の見直しで改善を目指す場合もあれば、薬を使いながら安全に血圧を下げる必要がある場合もあります。
大切なのは、自己判断で放置しないことです。
薬を飲むかどうか、どのくらい様子を見るかは、医師と相談して決めていきましょう。
薬について不安がある場合は、薬剤師にも相談できます。
薬局で相談できること
薬局では、血圧について次のような相談ができます。
- 家庭血圧の測り方
- 血圧手帳のつけ方
- 薬の飲み忘れ対策
- 降圧薬の副作用が心配なとき
- 更年期症状と薬の関係
- サプリメントや漢方薬との飲み合わせ
- 市販薬を使ってよいか
特に、更年期世代では、眠れない、動悸がする、頭痛がある、肩こりがつらいなどの症状に対して、市販薬やサプリメントを使う方もいます。
すでに血圧の薬を飲んでいる場合、飲み合わせに注意が必要なこともあります。
気になるものがあれば、お薬手帳と一緒に薬局で相談してください。
まとめ:更年期は、血圧を見直す大切なタイミング
更年期は、女性の体が大きく変化する時期です。
エストロゲンの変化、自律神経のゆらぎ、睡眠不足、ストレス、体重増加などが重なることで、血圧が上がりやすくなったり、不安定になったりすることがあります。
でも、必要以上に怖がる必要はありません。
大切なのは、
- 家庭血圧を測る
- 塩分をとりすぎない
- 体重を意識する
- 少し歩く
- 睡眠を整える
- ストレスをためこまない
- 気になる症状は相談する
ことです。
和歌山で暮らす女性が、これからも自分らしく元気に過ごすために。
更年期をきっかけに、血圧と体の声に少し耳を傾けてみませんか。
小さな気づきが、未来の血管を守る一歩になります。
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