自分にあったねむりで、健康に!
~「ぐっすり眠れた朝」がくれる、ほんとうの元気~
「最近、朝起きてもスッキリしないのよね…」
「寝てるはずなのに、日中ぼーっとしてしまって…」
そんなお悩み、ありませんか?
実は、ただ「長く寝る」だけでは、本当の意味で「休めている」とは言えないのです。大切なのは“自分に合ったねむり”を知ること。そして、それを日々の生活に上手に取り入れることです。
ねむりは“質”が大事
私たちの睡眠は「ノンレム睡眠(深い眠り)」と「レム睡眠(浅い眠り)」を90分ほどのサイクルで繰り返しています。ぐっすりと疲れをとるには、このサイクルが乱れないことがカギ。
でも年齢とともに睡眠は変化します。特に中高年になると、
- 寝つきが悪くなる
- 夜中に何度も目が覚める
- 朝早く起きてしまう
という悩みが増えてきます。
これは自然な変化でもあるのですが、「自分にはどんな眠り方が合っているのか?」に気づくことが、健康の第一歩になります。
60代の京子さんの話
ある60代の女性、京子さんは、毎日7時間寝ているのに、いつも体がだるく感じていました。
ある日、娘さんにすすめられて、ねむりの記録をつけてみることにしました。寝た時間、起きた時間、日中の気分、夜の飲食や運動の有無…などを1週間記録。
すると意外なことがわかりました。
- 晩酌をした日は、夜中に2~3回目が覚めていた
- 散歩をした日は、朝の目覚めがスッキリだった
- 午後に昼寝を長くした日は、夜なかなか眠れなかった
つまり、日中の行動とねむりが密接に関係していたのです。
その後京子さんは、
✅晩酌を控える
✅毎日朝に10分の散歩をする
✅昼寝は30分以内にする
ということを心がけるようにしました。
すると、1か月もたたないうちに「朝が気持ちよくなったの!」と笑顔に。
「自分に合ったねむり」を見つけるコツ
睡眠は人によって理想のリズムが違います。以下のポイントをヒントに、自分に合ったねむりを見つけましょう。
① 自分の“ねむりタイプ”を知ろう
朝型?夜型?
→ 朝の方が集中できる人は早寝早起き型、夜の方が元気な人は夜型かも。
【ワンポイント】
年齢とともに朝型傾向になります。無理に夜更かしは禁物。
② 寝る前のルーティンを決める
例:
- お風呂で湯船につかる(寝る1時間前が◎)
- カフェインを控える
- 明かりを落としてスマホを見ない
→ 脳と体を「そろそろ眠る時間だよ」と知らせてあげることが大事。
③ ねむりの“邪魔”を減らす
- 音(テレビのつけっぱなし)
- 光(豆電球・スマホ画面)
- 温度(冷房が強すぎる・暑すぎる)
→ 室温は18~22℃の範囲で快適に。夏はエアコンを上手に使って。
睡眠は“自然のサプリメント”
ねむりには、体と心を癒やす力があります。
- 成長ホルモンの分泌(お肌の回復にも◎)
- 脳の記憶整理(学びやすくなる)
- ストレスの解消(不安が和らぐ)
- 血圧や血糖値の安定(生活習慣病の予防にも)
つまり、いいねむりは、無料の健康法ともいえるのです。
今日からできる!ねむりチェック表
✅ 朝起きた時、スッキリしている
✅ 途中で目が覚めてもすぐまた眠れる
✅ 日中に眠気で困らない
✅ 夜は自然に眠くなる
3つ以上あてはまれば、「自分に合ったねむり」ができているサインです。
1つか2つなら、少し生活を見直してみる価値あり!
結びに
睡眠は、がんばる女性たちにとって、何よりの「味方」です。
無理せず、自分に合った方法を少しずつ試してみましょう。
「よく眠れた!」という朝が、きっと明日の元気につながります。
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