家で測るとそれほど高くないのに、
病院で測ると「血圧が高いですね」と言われる。
こうした疑問を持つ方はとても多いです。
この記事では、家庭血圧と病院血圧の違いと、どちらを重視すべきかを、分かりやすく解説します。
結論から言うと、
家庭血圧と病院の血圧が違うのは、よくあることです。
むしろ、
「まったく同じ数値」という人の方が少ないかもしれません。
血圧は、
などによって、簡単に変動します。
病院で血圧が高く出る原因の一つが、
白衣高血圧です。
こうした状態では、
一時的に血圧が上がることがあります。
家では正常でも、
病院だけ高くなる場合は、このタイプの可能性があります。
一方で、
家では正常、病院では高いからといって、
必ずしも安心とは限りません。
中には、
仮面高血圧と呼ばれる状態もあります。
これは、
などが原因で、
本当の高血圧が隠れてしまっている状態です。
現在の考え方では、
家庭血圧をより重視するのが一般的です。
理由は、
からです。
ただし、
測り方が正しくない家庭血圧は、判断材料になりません。
家庭で血圧を測るときは、次のポイントを意識してください。
この条件で測った血圧が、
判断の基準になります。
家庭血圧を測ってみて、
こうした場合は、
「数値の意味」を知ることが大切です。
血圧には、
「様子見でよいライン」と
「受診した方がよいライン」があります。
▼ その判断基準については、
こちらの記事で詳しくまとめています。
👉
「この血圧、病院に行くべき?
― 高血圧の治療目標と様子見していい基準」
血圧は、
1回の数値だけで決めるものではありません。
これらを合わせて判断します。
自分の血圧の傾向を知っておくと、
受診する場合も、医師と話しやすくなります。
「大丈夫かな?」と迷ったときこそ、
正しい情報を知ることが、体を守る第一歩です。