健康診断や家庭で血圧を測ったとき、
「ちょっと高めですね」と言われた経験はありませんか?
高血圧は判断に迷いやすい病気です。
この記事では、「高血圧の治療目標」と「受診すべき目安」を、やさしく整理します。
高血圧のやっかいなところは、
かなり高くなるまで症状が出ないことが多い点です。
「元気だから大丈夫」
「たまたま高かっただけ」
そう思っている間に、
血管には少しずつ負担がかかり続けることがあります。
将来的には
などにつながることもあるため、
“今の数値をどう判断するか”がとても大切です。
多くの方が、こんなふうに感じています。
実は、高血圧の治療は
「すぐ薬」か「放置」かの二択ではありません。
まずは「治療目標」と「判断基準」を知ることが大切です。
一般的に、家庭血圧の目安は次のように考えられています。
ただし、この目標は
年齢・持病・体の状態によって変わることがあります。
だからこそ、
「自分の場合はどうなのか?」を知ることが重要なのです。
次のような場合は、
一度医療機関で相談することをおすすめします。
「念のため相談」でも大丈夫です。
早めに確認することで、安心につながります。
一方で、次のような場合は
生活習慣を整えながら様子を見るという選択もあります。
この段階で生活を見直すことで、
薬を使わずに安定する方も少なくありません。
実際には、
という方も多いと思います。
そんなときは、
数日〜1週間、自宅で血圧を測って記録することが大きなヒントになります。
血圧の傾向が分かると、
「今すぐ受診すべきか」「様子見でよいか」が判断しやすくなります。
ただ、
「自分の血圧が本当にどのレベルなのか分からない」
「受診するほどか判断がつかない」
という方も多いと思います。
その場合、
自宅で数日間、同じ条件で血圧を測って
記録を残しておくと、判断しやすくなります。
・血圧手帳
最近は、
・自動で記録できる血圧計
https://amzn.to/49a18e8
・スマホで管理できるアプリ
などもあり、負担を減らしたい方には便利です。
高血圧の治療目標は、
数値だけを下げることではありません。
そのための“目安”です。
迷ったまま我慢するより、
正しい基準を知って、一歩行動する方が
気持ちも体も楽になることが多いですよ。
「私の場合はどうなんだろう?」
そう思った今が、見直すタイミングです。