前回は、「免疫は体のボディガードだよ」って話をしました。
でもそのボディガードが、なんでわざわざ無害な花粉にまで反応しちゃうのか?
今回は、その「免疫の暴走(アレルギー反応)」がどうして起こるのかを、やさしく解説します!
花粉症って、簡単にいうと 体の中で「やばいものが来たー!」って大騒ぎしてる状態。
花粉が鼻や目に入ってくる
↓
免疫細胞が「これは敵だ!」と認識する
↓
ヒスタミンっていう物質を出して、
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くしゃみ・鼻水・涙などの反応を起こす
……これ、実は「本来はウイルスとかバクテリアを追い出す時の仕組み」と同じ。
でも、花粉は無害なので、体がちょっとやりすぎちゃってるんですね。
免疫の暴走に関わってるのが、「IgE抗体(アイ・ジー・イーこうたい)」っていう特殊な免疫の武器。
IgE抗体は、本来は寄生虫とかに対抗するために存在してるんだけど、
花粉に対してもこれが作られてしまうと…
→ 花粉を見るたびに「うわ、また来た!!」って過剰に反応してしまうようになるんです。
このIgE抗体が、アレルギー体質のカギを握ってるんです。
これ、ズバリ体質の違いです。
などが重なって、「免疫が過剰に働くクセ」がついてしまうことがあるんです。
次回は、「鼻水とくしゃみは、体のSOSサイン?」というテーマで、
実際の体の反応がどう起きてるのかを、体の中の“動き”に注目して紹介していきます!