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和歌山・堀止ってどんな町?名前の由来と町の魅力

和歌山市にある「堀止」。

地域の方にはなじみ深い地名ですが、改めて文字を見ると、少し不思議な名前だと思いませんか。

「何の堀が、どこで止まったのだろう?」

実は、堀止という地名には、和歌山城と城下町の歴史が深く関係しています。

今回は、堀止という名前の由来をたどりながら、普段は車で通り過ぎることの多い、この町の魅力をご紹介します。


「堀止」は和歌山城の外堀に由来する地名

江戸時代、和歌山城の周辺には、城を守るための堀が設けられていました。

城下町が南側へ広がり、現在の吹上や堀止東付近にも武家屋敷が造られるようになると、その外側を守るため、新たな外堀を設ける計画が立てられました。

計画では、東側の和歌川と西側の水軒川を結ぶ予定だったといわれています。

工事は現在の神明神社付近まで進みましたが、途中で中止され、現在の国道42号より西側は埋め戻されたと伝えられています。

つまり、堀がそこで止まった場所。

それが「堀止」という地名の由来です。

普段何気なく使っている地名の中に、江戸時代の城下町の記憶が残されているのです。


堀は大正時代まで残っていた

工事が途中で中止されたとはいえ、造られた堀の一部は、その後も長く残っていました。

和歌山市立博物館によると、この堀は1918年、大正7年から始まった埋め立て工事によって姿を消しました。

現在の町並みからは、かつてここに堀があったことを想像するのは難しいかもしれません。

しかし、「堀止」という地名は消えることなく受け継がれています。

地名は、昔の町の姿を現代に伝える、小さな歴史資料でもあるのです。


歴史を感じられる神明神社

堀止西には、地域の方々に親しまれている神明神社があります。

木々に囲まれた境内は、交通量の多い道路の近くにありながら、どこか静かで落ち着いた雰囲気を感じられる場所です。

堀を掘る工事が神明神社付近まで進んだとされていることを知ってから訪れると、いつもの風景も少し違って見えるのではないでしょうか。

「この辺りまで、本当に堀が続いていたのだろうか」

そんなことを想像しながら歩いてみるのも、地域の歴史を楽しむ方法の一つです。

神社や昔から残る道、町の中にある小さな水路など、堀止周辺には城下町の名残を感じさせる場所が残されています。


暮らしに近い、便利な町

現在の堀止は、住宅、商店、医療機関、薬局、学校などが集まる、暮らしに身近な地域です。

国道42号を中心に交通量が多く、和歌山市中心部と和歌浦方面を結ぶ場所として、多くの人が行き交っています。

大きな観光施設が並ぶ町ではありません。

しかし、毎日の買い物や通院、通勤、通学など、地域の人たちの日常を支えていることが、堀止の大きな特徴です。

昔から残る建物やお店がある一方で、建物の雰囲気を生かした新しいお店も見られます。

古いものと新しいものが自然に混ざり合っていることも、堀止らしい魅力といえるでしょう。


車で通るだけでは気づかない風景

和歌山では、日常の移動に車を利用する人が多く、堀止も車で通り過ぎることが多い地域です。

しかし、いつもの道を歩いてみると、車の中からは見えなかったものに気づきます。

昔から続いていそうなお店。

少し懐かしい建物。

路地の先にある神社。

季節ごとに変わる庭の花。

新しくできた小さなお店。

目的地まで急いで移動していると気づかない町の表情が、歩くことで少しずつ見えてきます。


堀止を歩くことは、身近な健康づくりにも

健康のために歩いた方がよいと分かっていても、運動のためだけに時間をつくるのは難しいものです。

そのようなときは、自分が暮らしている町を知ることを目的に歩いてみてはいかがでしょうか。

「今日は神明神社の近くまで歩いてみる」

「買い物の帰りに、いつもとは違う道を通ってみる」

「昔から気になっていたお店を見に行ってみる」

特別な準備をしなくても、身近な町を歩くことはできます。

町の歴史を知り、風景を楽しみながら歩けば、健康づくりも少し続けやすくなるかもしれません。

暑い日や体調が優れない日は無理をせず、水分補給を行いながら、自分のペースで楽しむことが大切です。


地域のつながりが感じられる町

堀止の魅力は、道路や建物だけではありません。

昔から暮らしている人、新しく引っ越してきた人、地域で商売を続ける人、医療や介護に携わる人など、さまざまな人の暮らしが重なり合って、現在の堀止がつくられています。

地域のお祭りや神社の行事、学校やお店で交わされるあいさつなど、何気ない日常の中にも、人と人とのつながりがあります。

地域の歴史を知ることは、その土地をもっと身近に感じるきっかけになります。

そして、自分が暮らす町に関心を持つことは、地域の人とのつながりを育てる第一歩にもなるのではないでしょうか。


身近な町にも、知らない物語がある

堀止は、和歌山城を守る外堀の工事が止められたことに由来する、歴史ある地名です。

現在は堀の姿を見ることはできませんが、その記憶は地名として残り、今を生きる私たちに受け継がれています。

普段通っている道にも、昔の人々の暮らしや町づくりの物語が隠されています。

いつもの町を少しゆっくり眺めてみる。

気になる道を歩いてみる。

地域の人に昔の話を聞いてみる。

そうすることで、これまで気づかなかった堀止の魅力が見つかるかもしれません。

次に堀止を通るときには、

「ここには、かつて堀があったのかもしれない」

と、昔の風景を少し想像してみてください。

いつもの町が、ほんの少し違って見えてくるはずです。


次回予告

次回は、

「なぜ『堀止』という名前?和歌山城の外堀との関係」

をテーマに、堀止の地名が生まれた背景を、もう少し詳しくご紹介します。

地域に残る歴史を、一緒にたどってみましょう。

Kenko

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